ortofon JAPAN CO,LTD.

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2022.10.04
Release

オルトフォンの新たなフラッグシップカートリッジ、MC Diamond誕生



-新たなる至高を示すもの。空芯、カーボン、Diamond―


創立100周年を記念して発表したThe MC Centuryより4年を経て、オルトフォンの至宝である無垢単結晶ダイアモンド・カンチレバーへの熟達した知見・成果を存分に生かし、数多あるラインナップの頂点に君臨するフラッグシップモデルとしてMC Diamondが新たに誕生しました。


「正統な音」というオルトフォンの理念を、また一歩上のステージへ。MC Diamondには、現時点で得られているオルトフォンの知見の全てが込められています。


MC Diamond のダンパーゴムには MWCNT(Multi Wall Carbon Nano Tubes、マルチ・ウォール・カーボン・ナノチューブ)と呼ばれる、炭素微粒子をダンパーとなるゴム素材に配合させたものを使用し、不要共振の減衰を意図する「制動」と、適切な角度や位置にカンチレバーを保持し続ける「支持」の性能が飛躍的に向上しています。この「制動」と「支持」をより完全なものとするべくWRAD(Wide Range Armature Damping、ワイド・レンジ・アーマチュア・ダンピング)システムが採用されていることも、本機の特徴の一つです。これはオルトフォンの特許技術であるWRDシステムを更に進化させたもので、これまでのダンピング・システムがさらに高精度化されました。


そしてこれらの内部機構を包むのは、三次元的に一体成型した優美なラインを持つハウジング。その底面には不要な共振をシャットアウトするためのTPE(Thermo Plastic Elastome、サーモ・プラスティック・エラストマー)のボトムカバーが取り付けられています。柔よく剛を制すという言葉の通り、ボトムカバーに「柔」のTPE、ハウジングに「剛」のチタンを用いて行う完璧な対策、これこそがあるべき理想の姿とオルトフォンは考えます。


サウンドの伝達において最速を誇る『Diamond』の勢いそのままに、もっと先へ。為されるべきは手綱を引くことではなく、さらに拍車を入れることです。オルトフォンが示す究極は、次の理想が存在する限り留まるところを知りません。


<今冬発売予定>


●プレスリリース詳細は下記PDFをご覧ください。※製品情報はこちらでもご参照頂けます。