ortofon JAPAN CO,LTD.

アナログ入門ガイド
<トーンアーム編>

トーンアームの構造と使い方

トーンアームはカートリッジのバランスを保ち、適切な針圧でレコードの音を正確にトレースする装置です。ウェイトで水平・垂直のバランスを取ります。先端が取外し可能なユニバーサルアームであれば、好みに応じてカートリッジやヘッドシェルを交換できます。組み合わせや細かい調整でお好みの音を創り上げていけるのも、アナログの大きな魅力のひとつです。

レコードが回転する力でアームが内側に引っ張られる現象を、外側に力をかけて針の動きを中立に保つための調整機構です。
ヘッドコネクタ

ユニバーサルタイプはアーム先端を回すことで
カートリッジを簡単に取り外し可能です。音楽に合わせてお好みのセットを楽しむことができます。

リフター

リフターレバーと連動してリフターがアームを上下させます。オイルダンプ機構により、レコード盤を傷つけないようゆっくりと動きます。

バランスウェイト

バランスと針圧を調整するためのウェイトです。
まず前後の位置を調整してゼロバランスを取ってから、目盛を合わせて針圧をかけていきます。
(スタティックバランス方式)

※ゼロバランスとは、針圧をかける前にアームが水平になるようにセットしておく作業です。

トーンアームの種類

トーンアームにはショートアーム、ロングアーム、S字型、J字型、ストレート型などの形状の違いのほか、
加圧方式によって概ねスタティックバランス方式とダイナミックバランス方式の2種類に大別できます。

スタティックバランス方式

最もポピュラーなタイプ。針圧調整時はメインウェイトを移動させてゼロバランスを取り、同じウェイトで加圧も行うものが多い。

<該当モデル> AS-212S / AS-309S

ダイナミックバランス方式

針圧の加圧をバネで行うタイプ。ゼロバランスを取った後、針圧はウェイト移動ではなくバネで圧力をかけることで加圧されます。

<該当モデル> RSG-309(Summit 12) / RS-212D / RS-309D

トーンアームの動き

カッティングマシンが盤の音溝を刻む際は針先が外周から中心に向けて一直線に動きますが、一般的なアームに付けられた針は円弧状に動きます。このためアーム使用時は盤の外周および内周でトラッキングエラーと呼ばれるズレが生じますが、これを抑えるために下図Aの「アーム軸中心→針先」およびBの「アーム軸中心→センタースピンドル」の距離をアームのスペック通りに正しくセットし、Cのオーバーハング長を合わせます。またアームの振り角度を設定し、正しくトレースするようにします。

トーンアームは形状や長さによって音質が変化します。プレーヤーの仕様を確認しながら、カートリッジ、ヘッドシェルと合わせてお好みのアームを選びましょう。